2017年8月21日月曜日
複合機でスキャンできない!ファイル共有の落とし穴
ジメジメと鬱陶しい暑さにさらされている今日この頃。
またも発射されまして。ボスによる、対部下ミサイル。
お盆明けの原因不明の障害なんて、もうテロでしかありません。
内容はタイトルの通りなのですが、複数の部署から「複合機でスキャンしようとするとエラーになり未送信レポートが印字される」という連絡があり、諸々疑ってみるも異常なし。
複合機メーカーの保守員さんも招集しての騒動と相成りましたが、結果は・・・
複合機でスキャンしたデータを格納するファイルサーバーのSMBv1を無効にしたことが原因でした。
まぁ、サーバーに限った話ではなく、SMBv1に依存して動作するソフトウェアやサービスも同様のことが言えるわけで・・・
無効にする前に、使用している各種サービスとソフトウェアの仕様確認とテストしさえすればこんなことにはならずに済むんです。
うちの場合、WannaCry対策でMicrosoftさんがSMBv1の無効化を推奨しているので、脊髄反射的にやっちゃったみたいなんですけどね。
(ってか、今さらWannaCry対策かよ!?って話ですけど。初動が遅いにもほどがある)
ちなみに。(99%無いと思うけれど)運悪くこういう状況に遭遇してしまった場合、SMBv1を有効に戻す方法は以下の通り。
Windows PowerShell( 2.0 もしくはそれ以降のバージョン)を管理者権限で実行し、以下のコマンドを実行し、サーバーまたはクライアントPCを再起動します。
【Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2の場合】
Set-ItemProperty -Path "HKLM:\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanmanServer\Parameters"
SMB1 -Type DWORD -Value 0 -Force
【Windows 8、Windows Server 2012の場合】
Set-SmbServerConfiguration -EnableSMB1Protocol $false
【Windows 8.1以降のOSを搭載したクライアントPCの場合】
1. [コントロールパネル] を開き、[プログラムと機能] を選択。右ペインの[Windowsの機能の有効化または無効化] をクリックします。
2. Windowsの機能にて [SMB1.0/CIFS ファイル共有のサポート] のチェックボックスをオフにし、[OK] ボタンをクリックします。
【Windows Server 2012 R2以降のサーバーOSの場合】
1. [サーバーマネージャー] で[管理] メニューを選択し、[役割と機能の削除] をクリックします。
2. [役割と機能の削除ウィザード]で [SMB1.0/CIFS ファイル共有のサポート] のチェックボックスをオフにし、[次へ] ボタンをクリック。
削除オプションの確認で[削除]ボタンをクリックします。