2011年7月8日金曜日
ネットワーク上のExcelファイルが開ける人と開けない人
7月某日。
朝から会社でボスが大騒ぎ。
呼ばれて仕方なくレスキューに向かうと「Excelファイルが開けない」との事。
ローカルにあるファイルは問題なく開く。
ネットワーク上のファイルでも、同一ワークグループ上のファイルは問題なく開く。
が、本社サーバー上のファイルは開けない。
読み込もうとはしているようなので、放っておいてみたところ・・・
開いた。
ただ、開くまでの所要時間5分。
カップラーメンなら伸びてグダグダになってしまうくらいの時間。
そんなこんなしているうちに、支社長にも飛び火。
ただ、支社長の場合は放っておいても開けない。というか、開こうとした時点で強制終了となる。
ほほう・・・さては嫌われてるんだな、うちの支社(--;)
ってそんなことで開放してもらえるはずも無く、せっせと原因追求・・・
DSC_0038 拷貝 / new35168
ボス&支社長のPCは開けないけれど、私のPCは問題なく開ける。
日頃の行いの問題かもしれない(←言わせてあげて下さい)
ボス&支社長と私の違いをチェック。
どうもMSの自動更新がクサイ。
そこで、人柱になって6月の自動更新をあててみたところ・・・
現象発生!!
さて、ここからが地道。あてたアドオンを1つずつ削除し、どこで現象がなくなるか確認。
デカかっ。
犯人が割れました。ホシはOfficeファイル検証機能のアドイン(KB2501584)
今度はホシの身元を調べてみた。
MSさんいわく、「Officeファイル検証機能のアドイン(KB2501584)がインストールされたパソコンで、別のパソコンやサーバーに置かれたExcelファイル(.xls)をネットワーク経由で開こうとすると、ファイルを開くのに時間がかかる場合がある」とのこと。
でたっ、お得意の「場合がある」攻撃(笑) ← これ、結構迷惑です。
このアドインは、Office文書ファイル(xls、doc、ppt、pub)を開く際に、ファイルの構造を検証する「ファイル検証機能」アドインだそう。
もし、ファイル構造が改ざんされたファイルを開こうとすると、この機能が警告ダイアログを表示して、ユーザーに注意を促す設計らしい。
Office 2010には、標準搭載の機能だけれど、Office 2003と2007には実装されていないので、今回こそ~っと入れ込んだ模様。
で、前述の「場合がある」の「場合」とは、
Excel 2003 で以下の条件がすべて揃った場合発生します。
· MS11-021 (Excel) および MS11-023 (Office) 以降のバージョンの Excel.exe および MSO.dll である
· Office ファイル検証機能のアドイン (KB2501584) を適用している
· ネットワーク共有上の .xls ファイルを開く
とのこと。
で、回避策ですが・・・
(a) ネットワーク上のファイル共有からローカルに .xls ファイルをコピーしてから開く
(b) Office 2007 もしくは Office 2010 など他のバージョンの Excel を使用して .xls ファイルを開く
ようようようよう黙って聞いてりゃMSさんよぅ、(a)はともかくとしても、(b)は回避策としてどうなんだ??
結論、KB2501584の削除にて回避。←これはMS非推奨ですのであしからず。
※この記事に該当されない方はこちらの記事をご覧ください → 続・ネットワーク上のファイルが開ける人と開けない人
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