ダルシーのにっき: 1月 2012

続 ・ネットワーク上のファイルが開ける人と開けない人

以前、ネットワーク上のファイルが開ける人と開けない人の記事で書きましたが、これと同様の現象が別の理由から生じる可能性もあるので、続編として記事にします。

前回はOfficeの機能がトリガーになったわけですが・・・

WindowsVista、及びWindows7でこれらの現象が発生し、前回の対策で現象が解消しない場合、受信ウィンドウ自動チューニング機能を無効にすることで解消できるかもしれません。


Cat windowCat window / raindog



WindowsVistaおよびWindows7には、受信ウィンドウ自動チューニング機能が搭載されています。
これは、ネットワーク経由で TCP データを受信するプログラムのパフォーマンスを強化する機能で、Microsoftさんも


WinHTTP トラフィックの受信ウィンドウ自動チューニングを有効にした場合、ネットワーク経由でのデータ転送がより効率的になることがあります。

と言っています。

何?
>データ転送がより効率的になることがあります
って。

んじゃ、良くならないこともあるって事??

どうやらそのようです。
読み進めると・・・

ただし場合によっては、ネットワークで、この機能をサポートしてない古いルーターやファイアウォールを使用している場合、データ転送が遅くなったり接続が失われたりすることがあります。たとえば、Windows Internet Explorer を使用して、Microsoft Office SharePoint Server にホストされているアプリケーションにアクセスする場合、HTTP トラフィックの速度が低下することがあります。このようになるのは、一部のルーターが受信ウィンドウ自動チューニング機能をサポートしていないためです。

Microsoft Supportより http://support.microsoft.com/kb/947239/ja


物持ち良くて悪かったわね!と言いたいところですが、災いするなら停止するしかないわけで、停止方法は下記の通りです。


1.[スタート]ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]→[アクセサリ]の順にクリックします。

2.[コマンド プロンプト]を右クリックし、[管理者として実行]をクリックします。

3.ユーザーアカウント制御が表示されたら許可をクリックし、管理者のパスワードを要求するダイアログ ボックスが表示された場合はパスワードを入力して [OK]をクリックします。
確認を要求するダイアログ ボックスが表示された場合は [続行]をクリックします。

4.コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。

    netsh interface tcp set global autotuninglevel=disabled
   
5.コマンドプロンプトを終了しPCを再起動します。


上記の方法以外に、ネットワークアダプターのチェックサムオフロード機能を有効にするという方法もありますが、各ベンダーによって方法が多少異なりますので詳細はご使用のネットワークアダプターのベンダーサイトでご確認を。


無効にする方法を書きましたので、一応、有効にする方法も書いておきますと・・・

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\WinHttp
に、新規DWORD値(TcpAutotuning)を追加し、値データを1にします。

細かく言うと、
1.[スタート] ボタンをクリックし、[検索の開始] ボックスに「regedit」と入力し、Enterキーを押します。

2.レジストリエディタが起動したら、HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\WinHttp を見つけて右クリックします。
   
3.[新規]→[DWORD 値]をクリックします。

4. TcpAutotuning と入力し、Enterキーを押します。

5.[TcpAutotuning]を右クリックし、[修正]をクリックします。

6.[値のデータ]ボックスに 1 と入力し、[OK]をクリックします。

7.レジストリ エディターを終了しPCを再起動します。



余談ですが、Microsoft Support上記抜粋ページにはこんなことも書いてあります。


Windows HTTP Services (WinHTTP) インターフェイスを使用するプログラムに関しては、この機能は既定では無効になっています。WinHTTP を使用するプログラムの例としては、自動更新、Windows Update、リモート デスクトップ接続、Windows エクスプローラー (ネットワーク ファイル コピー)、Sharepoint (WebDAV) があります。


自分とこだけ除外するってか(--;)

これ以外にもSNP(Scalable Networking Pack)が有効な場合の挙動もゴソゴソと問題はありますが、その記事はまた別の記事で。





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Picnicサービス終了


2012年4月19日、Picnicサービスが終了するそうです。

私も一応、Google+のアカウントは持っているんですが・・・
アカウントを作ってしばらく放置し、一般公開後にちょっと弄ってみたのですが、これをデフォにするには至らず、また放置中です(^_^;)

mixi、Twitter、Facebook、Google+とそれぞれ使ってみたものの、現在アカウントを残しているのは2つだけ。

最終的にはGoogle+に集約させようと目論んでいるのですが、今のところ私が求める類のユーザーがGoogle+上ではあまりアクティブではないということもあり、しばらく静観といったところでしょうか。

そして昨日。ちょっとした事件発生。

Googleさんからメールが来まして、何かと思えはPicnicサービスを終了するとか。

早速Picnicを起動してみると、こちらにもこんなお知らせが。






私は、ブログへアップする画像はPicasaWebアルバムを使用し、必要であればWebアルバムからPicnicを起動し編集しているので、「楽しいことにもいつかは終わりが来ます」と言われても・・・ね(^_^;)

メールの内容によると、Picnic亡き後はGoogleクリエイティブキットに移行されるということです。
クリエイティブキットは、現在既にGoogle+上で公開されているわけですが、現在の方法でクリエイティブキットを起動して写真編集するとなると、Google+にアップする分には良いけど、ブログにアップするには工程が面倒。





ちなみに今のクリエイティブキットは、Google+にログインした状態でナビゲーションバーの「写真」をクリックし、


 目的の写真をクリックすると表示されます。



「クリエイティブキット」をクリックすると、これまでのPicnicととってもよく似た編集画面が表示されます。



PicasaWebアルバムからクリエイティブキットが起動できるようになってくれることを願うばかりです。

余談ですが、この記事の2枚目の画像の黒いナビゲーションバーは、今後「Google」のロゴに隠しこまれ、消滅の予定(公式ブログより)



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